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鶴林寺特集


県指定 三重塔
  刀田山 鶴林寺
〒675-0031
兵庫県加古川市加古川町北在家424
TEL 0794-54-7053
FAX 0794-22-6299

6世紀中頃、朝鮮半島から日本に渡来していた恵使法師は、
物部氏ら排仏派の迫害を逃れてこの地に隠れておられた。

このことを聞いた7才の聖徳太子はこの地に来られ「木の丸殿」で仏教の教えをうけられた。
その後太子16才の時(589年)渡来人の秦河勝に命じて精舎を建立し、
「四天王寺 聖霊院」と名づけられたのが始まりであると伝えられている。
その後平安時代鳥羽天皇から勅使をいただき寺号を「刀田山鶴林寺」と改めた。
鎌倉室町時代は太子信仰が盛んになり全盛時代を迎えたが、
戦国時代から江戸時代にかけては衰微の一途を辿った。

しかし 苦難の時代を生き残り「刀田の太子さん」と呼ばれて庶民の信仰あつくまた「播磨の法隆寺」とも呼ばれるほど多くの優れた文化財が護持され人々の信仰と心のやすらぎの場となっている。

 
国宝 本堂
国宝 本堂
室町時代(1397)の建立
和洋 禅宗様 大仏様の折衷様式の傑作建築として名高い
 
重要文化財 鐘楼
伽耶院
室町時代(1407)の建立
横板を裾広がりに張った「袴腰」が美しい
堂の中央部に階段があり、登って鐘をたたく仕組みになっている
 
国宝 太子堂
国宝 太子堂
平安時代(1112)の建立
兵庫県下最古の木造建築物
現存する最古の法華三昧堂である
 
重要文化財 護摩堂
重要文化財 護摩堂
室町時代(1563)の建立
本尊は不動明王。 堂中央部に護摩壇があり堂内で護摩を焚く堂宇
 
重要文化財
重要文化財
行者堂室町時代(1406)の建立
元は天台宗の寺を護る神社山王社であった
 
重要文化財
重要文化財
常行堂天台宗の代表的修行である四種三昧のうち90日間念仏しながら歩き続ける
過酷な常行三昧をおこなう堂宇としては
現在最古の建築である
 
絵画仏像
鶴林寺宝物館  

太子堂壁画
九品来迎図 涅槃図
(いづれも赤外線写真にて判明)

聖徳太子像
鎌倉時代の作 父用明天皇の病気平癒祈願をされる「太子孝養像」である

聖徳太子絵伝
南北朝時代の作 聖徳太子の一生を描いている

阿弥陀三尊像
高麗時代の作 第18代天台座主比叡山中興の祖と讃えられる

十一面観音立像
平安前期の造像

釈迦三尊像
平安~鎌倉期に造像絵画仏像

太子堂壁画
九品来迎図 涅槃図
(いづれも赤外線写真にて判明)

鶴林寺宝物館  

聖観音立像
白鳳時代(約1300年前)に造像
あいたたの観音さま
像高83cm 右に腰をひねり左足をあそばせ、すらりとした立ち姿流れるような天衣、特色ある髻に美しい三面宝冠をつけている。
秀でた眉に切れ長の目、筋の通った鼻、わずかに微笑みをたたえた口もと、ふくよかなほほ、首筋には幼児のあどけなさを思わせる三筋の線、その典雅、流麗の趣は、奈良前期、白鳳仏の傑作である。
その昔、盗人がこの観音像を盗み出し、溶かして一もうけ企んだが、「あいたた」という観音さまのお声に驚き、像を返し改心したという伝説がある。

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